夫婦間のセックスは、年代において差がでてきます。
・20代は週に1~2回
個人差はあるものの、20代の男女は性生活に積極的な場合が多く、「週に1~2回程度」の頻度でセックスをすることが多いです。「子どもがほしい」と考えている夫婦は、さらにセックスの回数が増える傾向にあります。ただし20代でも、仕事や家事が忙しい、結婚生活が長くなってきたという理由から、セックスの回数が減少してしまうことも。
・30代は週に1回未満に
30代になると、仕事で責任のある役職に就いたり仕事量が増えたりすることで、これまでよりも帰宅時間が遅くなる場合もあるでしょう。20代のときには毎週していたセックスも、「週に1回未満」の頻度になるケースが多いようです。生活時間帯がずれる場合は、タイミングを合わせる努力が必要に。
すでに子どもがいて、第2子、第3子などがほしいと考える夫婦は定期的に夜の営みをおこないますが、それぞれの家庭で差がでてくる時期といえます。
・40代は月に1回~半年に1回などさまざま
結婚してから長い年月が経っている40代夫婦は、性的には落ち着いた関係になっていることが多く、セックスをする機会は減っていることがほとんどです。男と女というよりも家族の関係が定着して、お互いに裸を見ても刺激を感じない場合もあるでしょう。
40代は体力や性に衰えを感じる時期なので、「半年に1回」「月に1回すればいいほう」と、セックスをする頻度が激減することは珍しくないのです。
・50代は両極端
50代夫婦は「まったくしない」「月に1回」や「週に1~2回」など、さまざま。子どもが小さいうちはセックスレスだったけど、子どもが大きくなって家をでて夫婦ふたりでの生活になり、セックスをする機会が増えたというケースもあります。
夫婦の夜の営みをしなくなる年齢の平均は、女性51歳、男性53歳です。男性は「セックスの回数は多いほうがいい」と考える人が多く、反対に女性は「少ないほうがいい」と考える人が多いようです。
街コンや婚活パーティーなどを主催する「e-venz(イベンツ)」がおこなったアンケートでは、50代で夜の営みがあると回答した人は93人に対して、していないと回答した人が250人でした。この年代の夫婦はどのように思っているのか、e-venzが調査すると、「セックスは30代で十分」という声が多数あった模様。毎日の仕事や育児、家事で疲れ、夜は1秒でも早く寝たいと考える人が多いようです。
反対に、「50代でもセックスしたい!」という意見も。「夫・妻が亡くなるまでする」という夫婦もいます。年齢や体力関係なく、いつまでも夫婦の夜の営みを続けられるなんて素敵ですね。
夫婦の夜の営みには個人差があり、「何歳まではするのが普通」ということはありません。夫婦で自然に心地良く夜の営みができるように、年齢やライフステージに応じたセックスの頻度や内容を話し合って調節するのがいいですね。